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「日本で最も美しい村」~小砂地区~
小砂地区の棚田
栃木県内初の加盟により、新たな観光資源として全国PRも可能に
那珂川町の北部に位置する小砂地区は平成25年10月4日、「日本で最も美しい村」連合への加盟を認められました。同連合に加盟するのは県内の自治体・地域では初めて、関東地方でも群馬県内の3カ所に続き4番目、全国ではちょうど50番目の加盟となります。
これは、日本の農山漁村の景観・文化などを守る活動をしているNPO法人「日本で最も美しい村」連合(会長:浜田哲・北海道美瑛町長)により、小砂地区の「里山に伝わる伝統の技 小砂焼きと菊炭」と「小砂里山の芸術の森」の2つの地域資源などが評価されたものです。
「日本で最も美しい村」を推進している小砂village協議会の藤田清会長は「念願がかなって加盟が認められたので、これを機会に昔からある地域資源を有効に活用し、さらに誇れる地域づくりに努めていきたい」と話されています。
厳しい加盟資格審査で合格点を得たのは、上記2つの地域資源のほか、小砂地区住民の意気込みや熱意ある主体的な活動などが評価されたものです。しかし、5年後の加盟資格の再審査で継続を認められるためには、小砂の里山ならではの美しさに磨きをかけ、伝統とアートを切り口とした景観形成を進め、「最も美しい村」運動を盛り上げていく必要があるとのことです。
小砂地区の地域資源
小砂焼き
菊炭
環境芸術祭作品
小砂地区の位置
「日本で最も美しい村」とは?
NPO法人「日本で最も美しい村」連合(以下「美しい村連合」と略)は、2005年に北海道美瑛町、岐阜県白川村など7つの町村からスタート。フランスの素朴な美しい村を厳選し紹介する「フランスの最も美しい村」運動に範をとり、失ったら二度と取り戻せない日本の農山漁村の景観・文化を守りながら、最も美しい村としての自立を目指す運動が始まりました。
美しい村連合に加盟するには、人口が概ね1万人以下で、景観・環境などの地域資源が2つ以上あることなどの条件が必要で、それらを連合が審査した上で、加盟が決定されます。
全国で49カ所の町、村、地域が加盟していましたが、小砂地区など5カ所が今回加わり、現在では54カ所。加盟すると美しい村連合のシンボルマークをポスターやホームページなどに使用でき、新たな観光資源として国内外にアピールすることが可能になります。