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新年のごあいさつ

 新年明けましておめでとうございます。皆様には、ご健勝にて輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 さて、昨年の出来事を振り返ってみますと、令和元年東日本台風による甚大な災害の復旧・復興を全力で進める中、年始早々に新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るい始め、那珂川町でも、3月から5月にかけて小中学校の休業、4月の国からの緊急事態宣言を受けてのイベント等の自粛や「新しい生活様式」の啓発や実践など、感染拡大防止の施策を進めて参りました。
 しかしながら、夏から年末にかけて、コロナ禍での第二波、第三波の感染拡大による感染者の増大や経済活動の低迷が続き、終息の兆しが見通せないまま、不安な中での年越しとなりました。
 このような中、明るい話題としては、子育て支援住宅「エミナール那珂川」が3月に完成し、全20戸が満室となりました。
 この施設には子育て支援センターが併設され、少子高齢化による人口減少が著しい那珂川町において、安心して子育てできる環境の整備が進み、子育て世代を中心に移住・定住が促進されることを期待しております。
 また、昨年は、馬頭町と小川町が合併して15周年の節目の年でありました。
 そして、令和3年度からは、次の節目の20周年に向けて、第2次那珂川町総合振興計画「なかがわ『元気』ビジョン」後期基本計画がスタートします。
 本計画では、これからの時代に合った地域をつくり、安心・安全な暮らしを守るため、新たな重点プロジェクトとして、「住めばみやこ」推進プロジェクトを追加し、町独自のケーブルテレビネットワークを利用した地域情報の発信による町民サービスの向上、災害に強いまちづくりや健康習慣づくりを推進して参ります。
 また、新規事業として、町民プールの整備を進めます。
 通年利用できる屋内型温水プール施設にトレーニング室も整備するなど、小中学校の授業で活用するほか、各種健康教室を充実させ、子どもから大人まで、広く町民の健康増進を図って参ります。
 さらにポストコロナに向け、美しい里山の風景と温泉施設や、「温泉とらふぐ」や「八溝ししまる」などの特色ある食材を積極的にPRし、都会の喧騒から離れ、ゆったりと滞在しながら仕事ができる那珂川町ならではの「ワーケーション」の提案をはじめ、行政のデジタル化やSDGs(持続可能な開発目標)等の新たな視点に立った各種施策を展開し、交流人口の増加に努め、町の活性化を図っていきたいと思います。
 新年度も引き続き、町の総合振興計画の将来像として定めた「人・もの・自然が融和し みんなで手を取り合い 元気を生み出すまち」の実現に向けて、町で生活する全ての人の協働により、元気な町をつくることを目指していきます。
 年頭にあたり、皆様のご多幸とご健勝を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

那珂川町長 福島 泰夫

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