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野州てんまり
1月13日に京都の460年の老舗をご紹介しましたが、あの絹の着物は、繭の一番良いものを使いますが、通常、繭の外側に「毛羽」と言ってフワーっとした糸がついています。これは繭が蔟(まぶし)から落ちないように繋いでいる糸です。
この「毛羽」を取り除いて出荷しますが、毛羽は屑として捨てられてしまいます。
この毛羽を使って「栃木県伝統工芸品」に指定されている「野州てんまり」を作り、たくさんのお弟子さんに教えている方がいます。
宇都宮市の赤池民子さんで「宇都宮市認定ものづくり達人」です。
私の家の毛羽を全部使ってくださっています。
赤池さんと生徒さん
蚕が一番初めに口から出す糸が「毛羽」
2015年2月18日