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上の台遺跡発掘調査 現地説明会
子育て支援住宅建設予定地(小川出張所東圃場)、「上の台(うえのだい)遺跡」発掘調査が、町教育委員会と国士舘大学文学部考古学研究室の学生により、8月10日から31日の期間で行われ、9月9日に現地説明会が開かれました。
今回の調査は、平成6年の第1次調査、平成26年の第2次調査に続いて、第3次発掘調査となりました。調査では、古墳時代中期の溝1条、古墳時代前期と後期の竪穴住居跡が1軒ずつ、平安時代の竪穴住居跡が2軒確認されたそうです。遺構のほかにも、土師器(はじき:古墳時代から平安時代にかけてつくられた赤褐色素焼の土器の総称)や、須恵器(すえき:古墳時代の後半から日本でつくられた陶質の土器)、石製模造品(日本の古墳または祭祀遺跡から出土する滑石製の、武器、農工具、装身具、鏡、什器類を模造したもの)などの遺物が発見されたそうです。
今回の調査で、発掘された遺構や遺物を手掛かりに、町の歴史を探るなど、改めて町の歴史を考える機会になったようでした。