昨年、馬頭高校水産科の生徒が、魚醤を販売するときにパッケージが大きな課題であると感じパッケージの向上に取り組み、日本政策金融公庫主催「第４回創造力、無限大∞高校ビジネスプラングランプリ」に出場し、ビジネスプランが高い支持を受けて、上位20位以内とされるセミファイナリストを受賞しました。５月24日、同校水産科実習場で関係者が参加し、生徒たちが考えた魚醤のパッケージ発表会が行われました。

　瓶のラベルに加えて、美術部に所属している２人のメンバーが、絵を描くという特技を生かして、魚醤を使った卵焼きや焼きおにぎりなどが掲載されたレシピ集や、開発までのストーリーをマンガで表現し、消費者に魚醤をもっと親しみやすいものにするために工夫した点を話してくれました。生徒たちは、「デザインをたくさん出して、１つできてもその案がボツになっての繰り返しで、決まるまでが大変だった」と話しましたが、今回出来上がったパッケージのできをとても気に入り、満足しているようでした。

　今回のパッケージ発表に先立ち、道の駅ばとうやなかがわ水遊園などで販売が開始されていて、売れ行きは好調ということです。場所によって多少の違いはあるようですが、さけ魚醤は１８０円、あゆ魚醤は４６０円前後販売されています。